絵とお部屋のおはなし

リノベーションの知識

2017/08/31

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絵のお話しをしましょう。
インテリアといえば皆さん何を想像しますか?
大方はソファーやテーブル、ベッドなどの実用家具を想像するでしょう。当然ですよね。
それらがなければ生活に困るのですから。貴方が新居に引っ越すとします。当たり前のようにそ
れらの家具を購入し、配置を考えていくでしょう。
でもどんなにいい家具を置いても、やはり部屋はどこか味気ない空間のままになるでしょう。そ
れはなぜでしょうか?
その答えは最も身近で意外と人が意識しない場所に隠されています。

白とは無

ではその場所とは何処でしょうか。
それは家でもっとも面積を占める空間は何処かを考えれば自ずと見えてきます。
そう、それは家の基本的な個所、壁です。一戸建て住宅であろうがマンションであろうが、壁は
その空間において最も面積を占める箇所なのです。
さてその壁ですが、貴方の家の壁は何色ですか?
おそらく大多数の方が白と答えるのではないでしょうか。そう、ほとんどの壁は白いと言っても
過言ではないでしょう。

白という色はどんな色なのでしょうか

石膏像のデッサンをした事がある方はご存じでしょう。石膏像とは白いものですが、デッサンを
する人間からすればそれは全く白くないのです。光が差し影が生まれている時点で白い箇所はな
い。それが絵を描く人間の感覚です。そして、純白とは自然界に存在しない色だとも教わります。
つまり白とは無の色なのです。真っ白な壁に囲まれているという事は、無の空間が自分を覆って
いる感覚に限りなく近いのです。人間は動物ですから、その空間に落ち着くという方はかなりの
少数派でしょう。

白い壁はキャンパス

さて、画用紙を用意してみてください。その画用紙の中心に絵の具で何でもいいので絵を描いて
みましょう。その描いたイラストを遠目で見てみてください。貴方の意識は何処に行くでしょう
か。
おそらく、自然と白地に描かれた絵に視線が行くのではないでしょうか。
白という無は絶大な存在感です。しかしその無を壊す彩は大小関係なく白を圧倒する存在となり
ます。
インテリアでも同じ事が言えるでしょう。そう、白い壁こそ巨大なキャンパスなのです。
そのキャンパスを自在に活かせるかどうかが、お部屋を心地の良い空間にできるかどうかの鍵な
のです。
さて今回お勧めするのは手軽に白い壁に彩を添えられるアイテム、壁に絵画を飾る事です。

別に鮮やかなだけが色じゃない

皆さんはどんな絵画がお好きでしょうか。
当然、自分が好きな作者がいるならその方の絵画を飾るのが一番でしょう。
そこでワンポイントです。
絵が好きな方でしたら、“インテリアとして家具を置く”のではなく、“その絵画にあったインテリ
アを選ぶ”という風に逆転の発想をしてみてはいかがでしょうか。
自分が好きな作品ほど、その絵画は空間における主役となります。しかし、それを無暗に空いて
いる壁にかけるのではなく、家具の配置も含めてその絵画を見せる為の配置にしていく事で、絵
画だけでなく、絵画の飾られた部屋そのものがミュージアムに変化します。
ところで皆さんは白い壁に飾る絵画はやはり刺し色、鮮やかな色の方が良いと考えていません
か?
実はそういうものでもありません。白い壁には、実は黒や茶といった彩のない色も存在感を発揮
します。
例えばダヴィンチが描いた様々な設計図やデッサン。これらおレプリカをシンプルな額縁に入れ
て飾ってみると、一味違った空間演出ができたりもします。
この様に絵やイラストなどアーティスティックなアイテムには、こうでなければいけないという
決まりはありません。逆にだからこそセンスが問われるのです。

ちなみに、絵画を飾るときには絵の中心が床から140~150 センチを基準にしましょう。
割りと皆さん、これより高めに飾っている方が多いようです。ほんの少し低めにと意
識して飾ってみると、ギャラリーのような雰囲気となるでしょう。

絵は普遍的なアイテム

さて、絵の歴史はとてつもなく古いものです。
そもそも石器時代には文字の前身として伝達手段として用いられていますし、文明が
生まれてからは主として鑑賞する美術品として発展してきました。
つまり、私たち人類の歴史は絵と共に歩んできたのです。
かつて絵を飾るというのは富と権力の象徴でした。
美しいものを好う権力者や聖職者はお抱えの画家に様々な絵画を描かせ、宮殿や教会
に飾ったのです。
しかし今はそこまでレプリカであればそこまで高額にはなりませんし、気軽に飾るこ
とができます。
ただ、「絵を飾ろう」と思える人はそこまで多くないようです。
この時代において、絵とは心の豊かさの象徴なのかもしれませんね。

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